ごしょがだに
の想い
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小さな気づきを大切にし
子どもも大人も一緒に学び合う -
保育園と公園を中心に
豊かな子育ち大人育ちの
居場所づくり -
土、水、太陽、生き物など
自然と触れ合い
ともに生きる環境を生み出し続ける
ロゴ
わかりにくさやそれぞれの違いも受け入れたい。
そんな想いが込められています。
動物のようだったり、人の顔にも見えたり。
いふくまちのマークも潜んでいるような…。
なんと読むんだろう?と考えたり。
想像力でいろいろな形に見えてきます。
曲線を中心に同じリズムの繰り返しで構成された文字は、
毎日の暮らしを積み重ねる中で、
それぞれの個性が豊かに表現できることを表しています。
わかりにくさやそれぞれの違いも受け入れたい。
そんな想いが込められています。
- 所在地
- 〒810-0027
福岡県福岡市中央区御所ヶ谷2-45 - 電話
- 092-753-7739
- 運営形態
- 企業主導型保育事業
運営:株式会社アルバス - 園設立
- 令和3年(2021年)3月
- 面積・構造
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127.55㎡ / 鉄筋コンクリート造
- 0-1歳児 ほふく室30.24㎡
- 保育室37.65㎡
- 調理室10.49㎡
- 医務室兼事務室14.91㎡
- 子どもトイレ9.13㎡
- 大人トイレ4.71㎡
- その他20.42㎡
- 対象
- 0歳児(生後6ヶ月) 〜 小学校就学前まで
- 定員
- 30名
※定員30名のうち、連携枠は15名(内、従業員枠が定員の最低1割)。
※地域枠の定員設定は最大15名とする - 職員体制
- 園長 1名
保育士 7名
看護師/助産師 1名
子育て支援員 2名
調理員(補助含) 2名
連携推進担当(事務員1名/デザイナー1名/エンジニア1名)
※ごしょがだに保育園は玄関前に駐車できません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
※近隣のコインパーキングをご利用頂いた場合、園児1人につきで1ヶ月500円を上限として駐車場代を清算させて頂きます。翌月の10日頃までにレシートを事務所までご提出ください。
ALBUS
[ALBUS]というアルバムを作っていく
写真屋として生まれた[ALBUS(アルバス)]。いつも写真を通して未来を見てきました。私たちはこのあふれる気持ちをシャッターに込めて、子ども時代の自分と大人になった自分を行ったり来たりできる豊かな記憶を残したいと、写真を仕事にしています。
さらに、その記憶そのものをともに作っていけたらと、保育園をつくり、公園を運営し、子どもたちやまちの人々と暮らしを営んでいます。福祉の理念を中心に置いて、多くの人たちが記憶を重ねられる場所を作っていきたいというのが、私たちの思いです。
最後に開くアルバムがしあわせな一枚で終われるよう、目指される社会を未来に据えて、株式会社アルバスはこれからも成長していきます。
株式会社アルバス / ALBUS
810-0023福岡県福岡市中央区警固2-9-14
TEL 092-791-9335
OPEN 11:30 / CLOSE 17:00
店休日 毎週火・水・木・金 定休
アーティストが集結して
作られた園舎
ものが生まれていく物語が子どもたちにも伝わるように、園舎に使う木を選んだり、工事現場によく足を運びました。
信頼できるチームと、未来を想像しながら一緒に生み出し、その物語に見守られながら暮らしています。
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ファサードと看板Face to face
ごしょがだにのファサードは、葡萄やイチゴが実ったり、稲やハーブも植わっています。大きな窓は通りすがりの人にも子どもたちの元気をお裾分け、目が合うとにこっと笑ってご挨拶。保育園とまちが対話している様子を形にしています。
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駐車場から変身した小庭Garden
2階にお住まいの家主さんから借りている駐車場のコンクリートを剥がし、半分は芝生に、半分は周囲の山からいただいた土を入れ、小さな子が泥遊びを自由に楽しめる場所にしました。
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ツリーハウスTree house
作家の桑野まどかさんが一人で制作。階段はなく、1本の木を自分の力で登れるようになったら高い場所でも遊べるという設計にしているため、子どもたちは登りたくて一所懸命練習しています。
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漆喰の壁Plaster Wall
左官・壁塗職人 加本聖香さんが、100%自然素材の柳川の貝灰生漆喰と地元の土や藁を混ぜて、フリーハンドで塗ってくれました。
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建具と家具Furniture
調理室の扉にはお鍋からもくもくと湧き立つ湯気のもよう。トイレの扉には、サーカスの舞台裏を想像させるようなアイコン。「フタツの製作所」中村謙太さんが作る建具は、ファンタジーに溢れていて、空間に笑顔が生まれる仕掛けを作ってくれました。
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設計・内装Design
設計は「記憶設景室」上野勝さんが、大工は「JIJI」坂神修三さん、松村謙一郎さん、有村高晴さんチームが担当してくれました。現場の制作過程を全て見せてくれ、子どもたちは配管が張り巡らされる風景や、その上に床や壁ができたりするのをほぼ毎日見ることができました。
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調理室Kitchen
給食室と保育室が相互の連携をスムーズに行えるように園内の中央に調理室を置き、調理室内の床下を30cm下げて、調理スタッフからも子どもが食事しているところをよく見えるようにしています。
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山から木をいただくTrees
「NPO法人いとなみ」さんのご協力のもと、雨季が終わるころ、糸島の山に育っていた木の皮剥きワークショップに参加。皮を剥いたその瞬間に木は役割を終え、間伐材となります。それを子どもたちと山で選び、目の前で欲しい木を切り倒してもらうということを経験しました。
ファサードと看板
ごしょがだにのファサードは、葡萄やイチゴが実ったり、稲やハーブも植わっています。大きな窓は通りすがりの人にも子どもたちの元気をお裾分け、目が合うとにこっと笑ってご挨拶。
2園とも入口にある、掲示板。保育園とまちが対話している様子を形にしています。古小烏公園愛護会から発行している「公園だより」や、地域の方からいただく「いーもんだウォーキング」のおたよりなどを掲示し、地域の方も自由に使える掲示板として活用しています。
ふらっと敷地に入って立ち止まって読んでもらったり、貼りたい情報を持ってきてもらったり、地域のみなさんで活用してもらえると嬉しいです。
駐車場から変身した小庭
2階にお住まいの家主さんから借りている駐車場のコンクリートを剥がし、半分は芝生に、半分は周囲の山からいただいた土を入れ、小さな子が泥遊びを自由に楽しめる場所にしました。
駐車場との敷居には、5×緑(ゴバイミドリ)の三角錐のフェンスを使用し、植栽でフェンスが見えなくなるように育てながら、まちに緑が増えていくことを願っています。
小庭には、園内の窓から出られる設計にしているため、道路に出なくても出入りでき、子どもにとっても自分の足で移動できる安心できる居場所です。
ツリーハウス
作家の桑野まどかさんが一人で制作。階段はなく、1本の木を自分の力で登れるようになったら高い場所でも遊べるという設計にしているため、子どもたちは登りたくて一所懸命練習しています。登れる子どもは落ちたりしません。なので大人にずっと見守ってもらわなくても子どもたちだけで遊べるのです。
シンボルになっている太い木は、「NPO法人いとなみ」の協力のもと、糸島の山に育っていた木を皮剥きし、その間伐材を子どもたちと山で選び、いただいてきた木を使用しています。作家の手でツルツルになるまで磨いた木もあり、どこを触っても気持ちがいい。
アーチになっている木は、設計士の上野さんが、近所で拾ってきてくれたものだとか。「どこかに使って!」ということで、こんなことになりました。
漆喰の壁
左官・壁塗職人 加本聖香さんが、100%自然素材の柳川の貝灰生漆喰と地元の土や藁を混ぜて、フリーハンドで塗ってくれました。
貝灰漆喰はサスティナブルで、抗菌殺菌作用、調湿・消臭、不燃などの効果があり、長い間生活する私たちにとって、とても居心地の良い空間を作ってくれています。
聖香さんが漆喰を塗装する姿を見ていて、塗った後の手触りも感じられるので、大切に使いたいという気持ちが心の中に宿っています。
建具と家具
調理室の扉にはお鍋からもくもくと湧き立つ湯気のもよう。トイレの扉には、サーカスの舞台裏を想像させるようなアイコン。「フタツの製作所」中村謙太さんが作る建具は、ファンタジーに溢れていて、空間に笑顔が生まれる仕掛けを作ってくれました。
「家具工房 橙」尋木耕一さんが作る家具は、デザインの中に機能性を追求して、保育園にあうものを提案してくれています。例えば机の足のサイズが変えられたり、机の下から机を引き出して延長できたり、椅子は表と底と側面を使用できたりと、改良を重ねながら、要望に沿ったものを丁寧に作り上げてくれます。
建具も家具も、長く大切に使えるように手入れや修理ができ、成長していく子どもたちに寄りそう建具や家具たちも、変化しながら成長を続けています。
設計・内装
設計は「記憶設景室」上野勝さんが、大工は「JIJI」坂神修三さん、松村謙一郎さん、有村高晴さんチームが担当してくれました。
現場の制作過程を全て見せてくれ、子どもたちは配管が張り巡らされる風景や、その上に床ができたり壁ができたりするのをほぼ毎日見ることができました。細かい要望も笑顔で答えてくださり、現場はおだやかな時間が流れ、時折ジャズやユーミンが流れることも。
園が開園した今でも、度々園児に会いに訪れてくださり、メンテナンスも然り、私たちと同じようにこの園に愛着を持って携わってくださっています。
調理室
給食室と保育室が相互の連携をスムーズに行えるように園内の中央に調理室を置き、調理室内の床下を30cm下げて、調理スタッフからも子どもが食事しているところをよく見えるようにしています。また、子どもたちも、命に必要な「食」のことを自分ごととして捉え、食事の準備も幼い頃から自分で行えるようになります。
お昼ご飯の匂いが保育室に漂うと、自然に給食室に集まってくる子どもたち。「今日の給食はなあに?」と窓を覗きながら話す調理スタッフとの会話は日常の愛おしい時間。子どもの発達に応じて食材の切り方を変えたり、固さを変えたりと工夫して調理してくれている調理スタッフの研究熱心な姿にはいつも頭が下がります。
大人も美味しい給食は、保育参加を希望すると保護者も食べられるようになっています。
山から木をいただく
「NPO法人いとなみ」さんのご協力のもと、雨季が終わるころ、糸島の山に育っていた木の皮剥きワークショップに参加。皮を剥いたその瞬間に木は役割を終え、2年も経つと、植ったまま乾燥も進み、間伐材となります。それを子どもたちと山で選び、目の前で欲しい木を切り倒してもらうということを経験しました。
いふくまちもごしょがだにもこの間伐材を活用させてもらっています。皮がついたものや、虫が喰ったあとなど、その木が生きてきた過程をそのまま受け止め、木に見守られて過ごしながら、山を豊かに保っていくこと、木と上手く暮らしていくことなどを学んでいます。
「山の命をいただいているのだから、私たちも地球を大切にしなくちゃね」と子どもたちはとてもシンプルなことを、体験から深く心に刻んでいました。